犬を飼う上で毎年必要になるのはノミ・ダニ予防と、フィラリア予防ですね。
人が住む住環境が整っている現在では、冬でもノミ・ダニがお家の中で居座る事も多く、通年投与されている方も多くいらっしゃいます。

今回は、飲むタイプのお薬「ネクスガードスペクトラ」とスポットタイプのお薬「レボリューション」をご紹介します。

外部寄生虫と内部寄生虫を一度に退治するお薬ですので、今後のお薬の選択の1つにしてくださいね。

■ネクスガードスペクトラ■

ネクスガードスペクトラは、1つのお薬で内部寄生虫と外部寄生虫を一度に退治してくれるお薬です。

効果がある寄生虫は
・ノミ
・マダニ
・フィラリア虫
・犬回虫
・犬鉤虫
・犬鞭虫
この6種類です。

ノミを駆虫するまでに8時間、マダニを駆虫するまでに48時間という、とてもスピーディーに効果を発揮してくれます。

有効成分はアフォキソラネルとミルベマイシンオキシムで、この2つが同時に効果を発揮するので、内部寄生虫と外部寄生虫を同時に駆虫が可能です。

薬の形状はチュアブルタイプで、お肉のフレーバーが付いているので食いつきは良いとされています。

薬の効果は約1か月間続きます。

■レボリューション■

レボリューションは、これだけでノミ・ダニの外部寄生虫と、フィラリア虫を駆虫してくれるお薬です。

効果がある寄生虫は
・ノミ（成虫、幼虫、卵の孵化抑制、再寄生抑制）
・ミミヒゼンダニ（耳ダニ）
・フィラリア虫
・猫回虫
・鉤虫
この5種類です。

有効成分はセラメクチンで、スポットタイプによる体全体に回った薬に直接触れた外部寄生虫が駆虫され、皮膚から血液中に有効成分が入り込むことで血管内や腸管内にいる内部寄生虫を駆虫する事が可能です。

薬の形状はスポットタイプなので、お薬を飲んだりチュアブルタイプが苦手だったりする犬でも安心して使用が可能です。
お口から入れてプイっと出してしまう心配もないですし、飲んだかどうかを確かめる時間も無くて済みますね。

薬の効果は約1か月間続きます。

■ネクスガードスペクトラとレボリューションの違い■

二つとも1つの薬で内部寄生虫と外部寄生虫を退治してくれるお薬ですが、違いはどこにあるのでしょうか。
主な違いを３つあげます

１、効果がある寄生虫が少し違う
両方ともノミ・ダニ，フィラリア虫を駆虫してくれるのですが、その他に駆虫できる寄生虫が違います。
上記にプラスしてネクスガードスペクトラはマダニ・犬回虫・犬鉤虫・犬鞭虫を駆虫できるのに対し、レボリューションはミミヒゼンダニ（耳ダニ）を駆虫してくれます。

２、薬の形状が違う
ネクスガードスペクトラは、チュアブルタイプで経口薬であるのに対し、レボリューションはスポットタイプです。
経口タイプはきちんと飲んだかどうかのチェックが必要ですが、喜んで食べてくれるならオヤツ感覚であげる事ができます。
スポットタイプは、目に見えて薬が投与されているのが見える反面、シャンプーの頻度や皮膚の状態で使用できるかどうかを考慮しなくてはいけません。

３、有効成分が違う
ネクスガードスペクトラは、アフォキソラネルとミルベマイシンオキシムです。
レボリューションはセラメクチンです。
薬の種類が多ければ多いほど、副作用が多く発症すると言われていますので、少ない種類で有効に聞いてくれる薬は嬉しいですね。

ネクスガードスペクトラもレボリューションも内部寄生虫と外部寄生虫を駆虫してくれますが、様々な違いが存在します。
愛犬が退治したい寄生虫や、得意・不得意の薬の形状などを判断して、あなたにぴったりの駆虫薬を見つけて下さいね。