愛犬のノミ・マダニを駆虫してくれるネクスガード。
このチュアブルタイプのお薬ですが、投与期間はいつからすればいいのか迷う事はありませんか？

気温が高くなってくる春から？
年中投与が最適？

今回は、ネクスガードが効果を発揮する寄生虫を含めて、ネクスガードの投与期間はいつからが良いのかを紹介します。
ぜひ参考にしてみて下さいね。

■ネクスガードの効果■

ネクスガードは、経口タイプのノミ・マダニ駆虫薬で、有効成分はアフォキソラネルです。
ノミの卵や孵化を止める作用は残念ながらありませんが、ノミへの効果は経口投与後30分で現れるという即効性があります。
そのため、ノミに卵を産む時間を与えずに、駆虫する事が可能です。

マダニへの効果は、投与後24時間以内に100％駆虫が可能という即効性があります。

ノミ・マダニをいち早く駆虫したいと思っている方にはとても心強いお薬ですね。

■ノミの生態■

1年を通して、ノミはどのように生活しているのでしょうか。
ノミのライフサイクルが分かれば、ノミを退治するためのお薬であるネクスガードの使用時期もわかりますね。

驚く事に、ノミは気温が13度以上で卵から孵化して、成虫へと成長します。

あなたのお家の中、真冬でも暖房をつけて20度以上の快適なお部屋ではありませんか？
仕事などで外出する場合も、犬のために室内の温度を一定にするために冷暖房をつけっぱなしにするなんて事もよく耳にします。

いったんお家の中に入り込んでしまったノミは、冬が訪れてもお家の気温が下がらない以上、1年中を通して無限大に増えてしまう可能性があります。
ノミは通常1日～6日間で卵から孵化して幼虫になります。
ノミの幼虫は成虫と違って血液を吸う事はありませんが、犬のフケや食べこぼしを食べています。
幼虫になったノミは、2回脱皮をした後にさなぎとなり、成虫へと成長します。
犬などの動物に寄生したノミは、8分以内には吸血を開始すると言われています。
その後、36時間～48時間以内には卵を産むという驚異的な増殖力を持ち、1度に産む卵の数は1日平均30個と言われています。

温かい部屋の中では、どんどんと増殖を繰りかえしてあっという間に増えて行ってしまいますよ。

■ネクスガードの年齢・体重制限■

ネクスガードは、投与して大丈夫になる年齢があります。
ネクスガードは生後8週齢から使用が可能です。
また、体重も1.8㎏であれば使用できます。

ご自身の愛犬の年齢・体重を確認して、お薬が使用できるかどうかを判断してくださいね。

■ネクスガードの投与期間■

ネクスガードの投与期間をいつからにしようか迷われている方は、できれば「通年投与」がおすすめです。

ノミの生態でお伝えしたように、ノミは気温が13度以上であればどんどん増えてしまいます。
冬でも人間が快適に暮らす温度が保たれている室内では、ノミが増殖を繰り返し、犬に寄生するチャンスを今か今かと狙っています。

ネクスガードが投与できる生後8週齢・体重1.8㎏以上になったら、通年投与を考えてみて下さいね。

また、通年投与は金額もかかるし少し間を開けたいという方は、冬の間はお薬を中止してみるのもいいかもしれません。
しかし、お薬を中止してしまったせいで大切な愛犬がノミ・マダニの被害にあってしまう事を忘れないように、自己責任の元でお薬を使用するか中断するかを判断してくださいね。